2008年08月05日

昆虫の目と人間の目

今日もかなり厳しい猛暑日です。

熱中症に気をつけるためにも、適度な水分補給と身体を休めることは

欠かせません。


先日も真夏に生きる小さい生きものの姿をUPしましたが

以前から疑問に思っていたことがあります。

ミツバチもトンボもチョウも、みんな人間と違って「複眼」という目を持っていますが

花の蜜のある場所がどうしてわかるんだろう?と思っていました。

いろいろ調べてるうちに、それとなくわかってきました。

昆虫の目と人間の目は、見える色の波長が違うということです。

同じ花を見ても、昆虫が見た場合と人間が見た場合では

見え方が違うということがだんだんわかってきました。

難しい話は置いといて、人間の見える色はいわゆる「可視光線」の紫から赤の範囲だけ。

ところが昆虫の見える範囲は、ミツバチの場合、紫外線(UV)の範囲が見えるらしいです。

そこでたとえばミツバチの目になって花を見た写真が撮れないかと思い

いろいろ調べたら、なんと撮れるんですね~!

「近紫外線撮影」という方法でミツバチが花を見た写真が撮れるんです。

(あくまでも、こう見えるだろうということですが)

この撮影方法を使うと、昆虫が花の蜜のあるところに迷わずに飛んでいくのが納得できます。

花は昆虫たちに、ちゃんと蜜のあるところをサインを出して教えていたのです。

蜜のあるところには、紫外線が多く吸収されているので「近紫外線撮影」をすると

花粉や蜜のあるところは黒く見えます。花がちゃんと昆虫たちを誘導してるんですねー!!

同じ花で、人間が見た写真と、昆虫(ミツバチを想定)が見た場合の

写真を見てみたいと思います。



「パンジー」です。私達が見るとこんな感じです。




同じ「パンジー」を昆虫が見ると・・・中心部と周辺が黒く見えます。

この黒い部分をめざして昆虫が飛んできます。






キク科の花です。私達にはこんな風に見えます。




上と同じ花です。中心部と花びらも黒く見えます。





「キキョウ(白花」です。




やはり中心部、花粉のあるところが黒く見えます。




近紫外線撮影で全体がブルーに見えるのは、この撮影の特性ですので・・・


私達は人間ですから、人間の目で見た色合い(可視光線)しか認識できないわけですが

紫外線が見える昆虫が見た花とはずいぶん印象が違います。

花と昆虫の関係というのは、どちらにも生きることに関係してくることなので

花は昆虫にサインを送り、昆虫は花の受粉を助けるという、切っても切れない関係なんですね。








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